「寝かしつけの時間、絵本を読んでるけどすぐ飽きちゃう…」
「どんな絵本を選べば“最後まで聞いてくれる”のか分からない」
そんな悩み、ありませんか?
わが家では0歳の頃から毎晩絵本を読んできましたが、年齢によって“ハマる絵本”は全然違うと感じています。
今回は、実際に読んでよかった「寝かしつけにぴったりの絵本」を【年齢別】に10冊ご紹介します。
寝る前の静かな時間に、親子でほっとできる1冊が見つかりますように。
0〜1歳におすすめ|音が心地いい絵本
『じゃあじゃあ びりびり』/まついのりこ(学研)
音と擬音で構成されたシンプルな絵本
「じどうしゃ ぶーぶー」「いぬ わんわん」など繰り返しが心地よい
初めての絵本にぴったり!
ブックスタートで多くの自治体がこの絵本を選んでるんじゃないかなと思う定番絵本です!
自治体によると思いますが、3か月~4か月健診のときに絵本をプレゼントしてもらえます。
私の子どもが小さいときにもらったブックスタートの本は、「くっついた」「したく」の絵本だったので、乳幼児向けのお話会でこの絵本を出したらお母さんたちが「はいはい知ってる知ってるー」みたいな反応でした(笑)
くり返しのオノマトペが心地よいのと、色の配色がきれいで赤ちゃんも興味がでるよう工夫されてますよ。
『いないいないばあ』/松谷みよ子(童心社)
日本で一番売れている赤ちゃん絵本
優しい語り口と絵が、赤ちゃんを安心させてくれる
読み手の声のトーンで反応が変わるのも楽しい!
なんとなんと、これは私が幼い頃に母に読んでもらっていた絵本です。
今でも本屋さんの絵本コーナーに必ず並んでいる、すごい絵本ですよね。
小さいころに、母のひざの上で「いないいない、ばあ」と笑い合っていた記憶が、今でも心に残っています。
そして今は、その同じ絵本を自分の子どもに読んでいる──そう思うと、なんだか不思議で、温かい気持ちになります。
親から子へ、そして次の世代へ。
絵本って、ただ読むだけじゃなくて、思い出やつながりを残してくれるものなんだなと改めて感じます。
2〜3歳におすすめ|繰り返しが楽しい絵本
『だるまさんが』/かがくいひろし(ブロンズ新社)
リズムの良さと絶妙な間が笑いを誘う人気シリーズ
読んでいても楽しい!子どもも「もう一回!」とリクエスト多数
乳幼児さんや保育園での読み聞かせにもぴったりで、反応も良く、私自身もとても楽しめる絵本です。
とくに大型絵本だと迫力があって、みんなにしっかり見えて、より楽しんでもらえるのが嬉しいポイントです♪
私はよく、だるまさんのわらべうた「おいちにのだるまさん」につなげるときにこの絵本を読むことが多いです。
絵本から歌へ、自然につながる流れができるので、読み聞かせの時間がさらに楽しくなりますよ。
『きんぎょが にげた』/五味太郎(福音館書店)
ページをめくるごとに「どこいった?」と金魚を探す楽しみがある
寝かしつけにも、「探す→見つけた→おやすみ」へ自然に誘導できる
参加型の絵本として、とっても楽しい一冊!
「きんぎょを探す」というシンプルな仕掛けが、子どもたちの集中力と観察力を引き出してくれます♪
色使いもはっきりしていて、どのページも視覚的にわかりやすいので、年齢の小さい子でも楽しみやすいのが魅力です。
「どこにいるかな?」と一緒に探す時間が、親子のふれあいタイムにもぴったり。読み聞かせでも毎回盛り上がる絵本です!
4〜5歳におすすめ|ストーリーを楽しむ絵本
『おやすみ、ロジャー』/カール=ヨハン・エリーン(飛鳥新社)
心理学的アプローチで作られた“眠くなる絵本”
実際に「途中で寝ちゃった!」との声も多い
読み方にコツがあるので、親が慣れるまで練習がおすすめ
読み聞かせるだけで子どもが眠くなると話題の絵本。物語の流れや語り口が自然とリラックスを誘い、親子の寝かしつけタイムにぴったり。実際に読むと、その穏やかな効果を実感できます。
『おつきさまこんばんは』/林明子(福音館書店)
おつきさまが微笑んでくれる、優しいストーリー
短くてシンプルだけど、夜の穏やかさが感じられる1冊
やさしい夜の空に現れるおつきさまが、赤ちゃんや幼児の心をとらえる絵本。
表情豊かなおつきさまが印象的で、「こんばんは」と語りかけるたび、子どもたちの目が輝きます。ページをめくるリズムも心地よく、寝かしつけや夜の読み聞かせにぴったりの一冊です。
6歳ごろにおすすめ|こころに残るお話絵本
『ぼくのくれよん』/長新太(講談社)
大きなクレヨンで空を塗ったり、山を塗ったり、夢のような発想にワクワク
小学生にも好評で、何度でも読み返したくなる内容
大きなくれよんで大胆に描く“ぼく”の姿に、子どもたちはワクワクしながらも、繰り返しの展開や色づかいに安心感を覚える一冊。
お話が進むにつれて心も落ち着き、読み終わる頃には気持ちがゆったりと。「今日はどんな夢を描こうか」と声をかけながら眠りにつく、寝かしつけにもおすすめの絵本です。
『おやすみなさいおつきさま』/マーガレット・ワイズ・ブラウン(評論社)
夜空の月がだんだん眠くなるという優しい絵本
言葉の繰り返しとトーンが、自然と気持ちを落ち着けてくれる
部屋の中のすべてに「おやすみなさい」と声をかける静かなリズムが、眠る前の心をやさしく整えてくれます。
絵の変化も少なく、穏やかな時間が流れるので、読み聞かせをしている大人もリラックス。
ゆっくりページをめくりながら、自然と目を閉じたくなるような、寝かしつけにぴったりの絵本です。
番外編|親も癒される絵本
『きょうは なんの ひ?』/作:瀬田貞二/絵:林明子(福音館書店)
おかあさんへのサプライズに胸がじんわり…
自分の子と重ねてしまうママ続出!
わくわくする“手紙のリレー”が続く物語ですが、ページをめくるたびに心がほんのりあたたまり、読み終わる頃にはやさしい気持ちで満たされます。
お母さんへの思いに触れて、子どもも自然と穏やかに。寝かしつけの前に、親子で愛情を再確認できるような、ほっとする絵本です。
【まとめ】
年齢によって絵本の好みや反応はさまざま。
「お気に入りの1冊があると寝かしつけがスムーズになった」という声も多いです。
ぜひ、お子さんの今の年齢や性格に合った“とっておきの1冊”を見つけてみてくださいね。